愛は惜しみ無く奪い与える46
モランボン「これはこれは、今日も一段とお美しいお二人にいらして頂き、光栄の至りでございます、、、
アッキーラ子爵、夫人も、ご一緒で、rui侯爵、夫人と共に、目も眩む麗しさですな♪
後程、取って置きのワインをご賞味頂きたく、ゆるりとお過ごしください、、、」
類「・・・・・」
アッキーラ子爵「ご丁寧なお申し出、ありがとうございます、、、」
サクラーナ子爵夫人「あら、あちらにショーン医師が、、、
ご挨拶にまいりましょう!?」
つくし「では、失礼いたします、、、」
モランボン「ふん! 相変わらず無愛想な奴!
それにしても、あの二人の奥方は、美しい、、、
国中の宝と引き換えにしてでも、我が物にしたいものだ、、、」
召し使い「例のワインと女共、準備出来ました、、、」
モランボン「媚薬の量は間違いないな!
多過ぎると、一晩では済まなくなるからな!
私のグラスは、分かるな!」
召し使い「はい、ワイン係りに言い含めてありますので、、、」
モランボン「rui侯爵とアッキーラ子爵には、用意した女共に相手させて、二人の奥方は、私が可愛いがってしんぜよう!
まさかrui侯爵が来るとは、、、
紅孔雀は別人だったか!
思惑が外れたな!
だが、二人の奥方を堪能できるから、良しとしよう♪」
モランボン「rui侯爵夫人、私と1曲如何かな?」
類「申し訳ないが、妻は私以外とは踊らないことになっているので、、、
今宵、美しの奥様、貴方様の僕と1曲お願いいたします♪」
つくし「・・!類♪〃〃〃」
アッキーラ子爵「アハハ!
rui侯爵の嫉妬深さは、ご存知でしょうに、、、
それでは、我が愛しき奥様、1曲お相手を、、、」
サクラーナ子爵夫人「喜んで、貴方♪」
ショーン医師「アハハ、さしものモランボン公爵も、あのご夫婦達にあっては、歯がたちませんな!?」
《くそっ! なかなか手強いな!
だが、私は欲しい物は必ず手に入れる!
見ておれ!》
二組の美しいカップルが踊り出すと、皆、場所を空けて見とれるばかり、、、
《国の宝と詠われているrui侯爵夫婦、
その美しさに負けず劣らずのアッキーラ子爵夫婦、、、
踊る姿を見ていると、夢の国にいるかのようで、、、》
モランボン「いやあ、眼福、眼福!
では、別室にて、先程お話しした取って置きのワインをご賞味頂きましょう♪
こちらへどうぞ♪」
ショーン医師「あつかましいお願いですが、私にも、是非そのワインを一口振る舞って頂ければ幸いです♪
私も、ワインには目が無くて、、、」
《ふん、余計者が!
だが、この医師の弱みを握る良いチャンスだな!
もう一人、女を用意すれば済むこと、、、》
モランボン「おい、ショーン先生にもご一緒して頂くから、先生の分の(女)用意をな!」
ショーン医師「いえいえ、私の為の用意など、お構い無く♪
ほんの一口頂ければ、すぐ失礼いたしますので、、、」
モランボン「まあ、そう仰らずに、これを機会にお近付きに、、、」