つくしちゃんと7人の仲間達28
8階のボス部屋への控え室、、、
τ「なあ、この城は何階まであるんだ?」
μ「お腹空いた~♪」
ζ「私も~♪」
ρ「じゃあ、小休止しますか、、、」
μ「キキララとスライ、おやつですよ~♪
ねえ、スライは何故あの井戸に居たの?
しかもオリハルコンを守って!?」
スライ「もう遥か昔の事で、何故かは忘れちまったけど、誰かに優しい人に渡すように言われたんだ♪」
ζ「で、νが優しくしてくれたと、、、」
θ「私達会う前に、何人くらいに会ったの?」
スライ「もう、数え切れないくらい、、、
でも、皆、いきなり俺を攻撃してくる奴等ばかりだった、、、」
μ「わあ、可哀想!
そんなに長い間、一人ぼっちだったなんて!
νに会えて良かったね~♪
私達が、お仲間を探してあげるわ♪
お父さんやお母さんがいる筈だもの♪」
スライ「オイラ、こんなに優しくされたの、初めて♪
オイラ、ずっと一緒に居たいかも、、、」
μ「私達も一緒に居たいけど、きっと家族が待っている筈よ♪
私が、スライの家族だったら、ずっとずっと待っているわ!
ねっ、帰らないと、家族が悲しむわ♪」
スライ「う、うん、、、」
φ「じゃ、そろそろ行こうか?
あっ、その前に、靴を履き替えてよ♪
ラスボスは、靴にうるさい奴らしいからね♪」
μ「でも、φ、この靴、、、」
φ「しっ! 早く履いて♪
皆も、履いて♪」
δ「俺は、替えの靴なんて持ってないぞ!?」
χ「仕方ないな!
でも、今履いているのも、そんなに悪くねえぞ!
それで行けって!」
τ「グズグズすんな! 行くぞ!」
8階のボス、、、
μ「じゃ、δの後について行こうっと♪」
δ「任しとけ!」
と、部屋に入って行くと、、、
δ「うわあ!、、、」
μ「ねえ、φ、ほんとに落ちた~♪」
φ「やっぱりねっ♪
皆も、気を付けて!
床に落とし穴があるからね♪
落ちても、空飛ぶ靴ですぐ戻って来れるよ♪
木靴は無くさないようにね!
ラスボスの部屋で必要になるから♪」
τ「おい、δはどうすんだよ!?
あいつ、空飛ぶ靴持ってないぞ!?」
φ「ああ、放っとけば?」
ν「えっ! そんな!」
μ「δは、敵のスパイなの、、、
だから、放っておいて大丈夫!」
τ「床の落とし穴といい、スパイのことといい、どうやって知ったんだ?」
φ「落とし穴は、部屋の構造から推測出来たよ♪
この階だけ、控え室が在って、控え室は下の階の真上にある、、、
で、このボスの部屋が城の壁から飛び出ていて、床が宙に浮いている構造になっているじゃない?
なんでって考えたら、すぐ思い付いたよ♪」
ζ「じゃ、δのことは?」
φ「δのことは、最初から疑っていたよ!
トラブルメーカーのτがいるのに、メンバーに入れてくれって、おかしいよね?
赤の橋の所でも、一人飛ばされなかったとは疑わしいよね?
格闘でも、積極的には動かなかったし、、、
今後は、わざと負けるように仕向けるつもりだったに違いないんだ!
何しろ、ラスボスまでもうすぐだしね!」
τ「おしっ! 行くぞ!」
ζ「あっ、τ~!」
χ「ありゃりゃ、仲良く落ちちまったぞ!」
ぶ~んと、二人手を繋いで戻ってくると、、、
ζ「キャハハ! かな~り、楽しいよ♪
この靴、最高♪」
φ「μ、そんなウルウルした目で、見なくても分かってるって♪
はい、手を繋いで♪」
二人はわざと落ちて行きます、、、
戻ってきた時は、μは真っ赤な顔で、、、
χ《落ちながら、ディープキスしやがったな!
で、飛び上がりながらもってか!》
χ「ν、俺達もやろうぜ♪」
と、返事も聞かずにνの手と繋いで、落ちて行きました、、、
で、案の定、真っ赤なνの出来上がり~♪