つくしちゃんと7人の仲間達3
つくしが小学校に上がる時には、有無を言わせず、類と同じ英徳に行くように準備万端手筈が整えられ、朝手を繋いで送迎用リムジンに乗り込む二人、、、
司「なあ、アイツ類だよな?」
あきら「ああ、声出して嬉しそうに笑っているが、確かに類だ!」
総二郎「どうやったら、あの無表情無愛想無言の根暗が、あんなに明るく楽しそうになれるんだ?」
司「あれは、何だ?
類が手を繋いで引っ張っている、ちょこちょこした奴は?」
総二郎「へえ、可愛いいじゃん♪
透き通るような白い肌、艶々な長い黒髪、ぷっくりした唇に大きな煌めく瞳、、、
将来すげえ美人になりそうだ!
俺、唾付けておくかな♪」
あきら「止めておけ!
類を見てみろよ!
あの子にちょっかい出そうとする奴らを、恐ろしい目で睨み付けているぞ!」
総二郎「すげえな!
全身の毛を逆立てて威嚇する猛獣みたいだ!」
あきら「司も猛獣だが、単純な猛獣だ、、、
類は複雑怪奇で、怒らせると、この世で一番恐ろしい猛獣だぞ!」
司「・・・〃〃〃」
総二郎「兎に角、類んとこに行ってみようぜ♪」
「きゃー! 何? あの子!」
「なんで、花沢様と手を繋いで一緒にいるの!?」
「花沢様が、あんなに明るく楽しそうに笑っているなんて!?」
「なんであんな子を!?」
と、その時、類の爆弾が落ち、辺りが鎮まりかえって、、、
すると、懲りずに黄色い矯声が、、、
「きゃー! F4が揃ってる!」
あ・総「「よっ♪」」
司「そいつ誰だ!?」
類「俺のつくし、、、
つくし、仕方が無いから挨拶だけしてやって♪」
つくし「初めまして、一年Ωクラス牧野つくしです!
宜しくお願いします♪」
とニッコリ笑顔のつくし、、、
《やっべぇ! マジ可愛いい♪》
《この子の笑顔、良いなあ♪
なんか暖かくなる、、、》
総二郎「あ、うん♪〃〃〃
俺、西門総二郎、
こいつは、美作あきら、
で、こいつ、道明寺司、、、
宜しくね、つくしちゃん♪」
司「お前、顔に似合わず、意外と頭良いんだな!?
いきなり一年生でΩクラスだなんて!」
あきら「類が去年、初めてのいきなりのΩクラスだったんだ、、、」
総二郎「一年でΩクラスになったのは、類とつくしちゃんとで、今までに二人だけなんだよ!?」
司「まっ、俺達も今年からΩクラスだがな!」
あきら「という訳で、一緒のクラスなんで、4649♪」
つくし「学年が違うから、違うクラスだと思いますけど、、、」
類「つくし、残念だけど、こいつらと同じ教室だよ♪
Ωクラスは、学年別じゃないんだ!」
つくし「じゃ、じゃあ、類と同じ教室?」
類「そっ!
教室に行ってから、サプライズにしたかったけど、バレちゃった♪」
つくし「ワア、類と一緒!?
毎日一緒?」
類「うん、何時でも一緒だよ♪
つくし、嬉しい?」
つくし「うん、嬉しい♪
だって、類と離れるの不安だったの!
良かったぁ~♪」
《うわあ、可愛いいこと言っちゃって、惚れてまうぜ♪》
《つくしちゃんの笑顔って、最強♪》
司「つくし、俺様も同じ教室だぞ!
喜べ!」
つくし「???
なんで喜ばないといけないの?
さっき、顔に似合わずとか、失礼なこと言ってたでしょ!?
それに、名前を呼び捨てにして良いって、私、言ったかしら!?
俺様無礼な道明寺司君!」
司「上級生に君とは、無礼なのはつくし、、ちゃんの方だろ!?」
つくし「あら!?
同じクラス同じ教室なんですから、同級生ですよね!?
よって、君付けで宜しいんでは?」
司、撃沈!
総二郎「アハハ! 早速、つくしちゃんにやり込められたな、司♪
つくしちゃん、気に入った♪
俺とデートしない?」
類「総二郎、冗談でも許さないよ!
俺のつくしって教えたよね!
手を出したら、承知しないよ!」
総二郎、爆死!
《ひぇ~、本気の猛獣だ!》
《これは、ヤバイ、ヤバイ!》
類「つくし、教室に行くよ♪」
しっかり手を繋いで、つくしを引き摺る勢いで連れて行ってしまいます、、、