俺達が知らなかったこと24
フランスに向けて、、、
聡、瑠璃「お世話になりました♪
では、また♪」
つくし「槇田パパママ、私は大丈夫!
類やお父様お母様、スタンも一緒だから、、、
スタンの面倒は任せてね♪
槇田パパママも、体に気を付けて!
また、お邪魔しますね♪」
類「お世話になりました、、、
昨晩お話しいたしました通り、これからフランスで入籍会見をします、、、
アンジュは、一般人と言うことで、露出は極力避けますのでご安心ください、、、
それでは、また♪」
進「アンジュのことは任せて!
類さん達と一緒に守っていくから♪
槇田パパママも体に気を付けて♪
またすぐ来ますから、、、」
槇田パパ「そんなにすぐ来ちゃダメ!
類さんのところで、しっかり仕事を覚えて、足手まといにならないようになるまで、来てはダメです♪」
進「参りました!
でも、こんなことを言うようになるなんて、凄く変わったね!」
槇田パパ「ねえ、ママ、今のかっこ良かった?
今日は、晩酌O.K.?
ねえねえ!」
一同笑いの中で、別れていきました、、、
フランスで、、、
聡「本日は、お忙しいところをお時間を頂きまして、ありがとうございます。
私の愚息、花沢類が、予てより愛して止まないお嬢様と入籍いたしましたことを、ここにご報告いたします。
なお、息子夫婦は、しばらく新婚生活を楽しむ予定ですので、ご配慮をお願いいたします。」
司会「それでは、花沢類様よりご挨拶を賜ります。
花沢類様、どうぞ」
類「ただ今、ご紹介に預かりました花沢類でございます。
先程、父、花沢聡が申し上げました通り、この度、アンジュ・ノーザン伯爵令嬢と入籍いたしましたことをご報告いたします。
妻、アンジュとは、このフランスの地で出会い、私の一目惚れでした。
アンジュは、一般人であり人前に出る事が苦手でして、今後ご配慮頂ければ幸いです。」
その後の質問にも、にこやかに答えていた類、、、
記者「5,6年前に亡くなった牧野つくしと言う少女について一言お願いします!」
一瞬にして会場が凍りついたかのように、物音ひとつ無い空間が広がった、、、
けれど、類は、穏やかに話し始めた、、、
類「彼女の事は一言で語り尽くせません、、、
F4と言われた友人達とバカの限りを尽くしていた私達に活を入れ、立ち直る機会を与えてくれた、どこまでも暖かく純粋で誠実な、私達のマドンナです、、、
彼女無しでは、今の私達は存在し得ません、、、
F4全員が、今でも愛して止まない女性です、、、」
記者「では、類さんは、牧野つくしさんと奥様と、二人を愛してるらっしゃると?」
類「私達F4は、牧野つくしさんを愛するのを止めることは不可能です、、、
それほど、素晴らしい女性でしたので、、、
彼女を失った時、私の世界は、暗闇に覆われました、、、
眠れず食べられず、暗闇に踞った私を、この世に押し返したのも牧野つくし、彼女でした、、、
彼女の言葉が、私の生きる支えとなり、今の私が存在しています、、、
出会って間もない頃から、彼女とはソウルメイトだと言い張っておりましたが、私は、彼女を心から愛していました、、、
ですが、それ以上にアンジュを愛しています。
アンジュは、私の過去も現在も未来も愛しいと愛してくれています、、、
そんなアンジュに惚れて惚れて惚れ抜いて、やっと妻にする事が出来ました、、、
閉じ込めて誰にも見せたく無い私の気持ちをご理解ください、、、」
と、にっこり微笑む類、、、
記者「率直にお話し頂きまして、ありがとうございます。
花沢類様のお話に、感動し憧憬の想いです。
ありがとうございました!
素晴らしい女性とのご結婚、おめでとうございます!」
司会「それでは、本日の会見を終わりとさせて頂きます。」
聡、類「ありがとうございました!」
記者「ありがとうございました!」