愛は惜しみ無く奪い与える32
「類~俺様が来てやったぞ~」
「よっ♪」
「よっ♪ 顔色も良くて、元気そうだな!?」
「、、あ~本当に来ちゃったんだ♪」
「おまっ!
態々来てやった俺様に、なんて態度だよっ!」
「、、、ふ~仕方ないな、、、
田村、今日はこの後どうなってる?」
「はい、専務、この書類を決済して頂けましたら、今日は急ぎのものもございません」
「じゃあ、後はよろしく♪ 、、、
あっ、明日はいつものように処理してよ♪」
「はい、社長からも、御家族のために休日を確保するように厳命されておりますから、明日は御家族とごゆっくりお過ごしください♪」
「ほ~類、すっかり、専務が蒲鉾に付いてるな♪」
「それを言うなら、板に付いてる、、、でしょ♪
まっ、司らしいけど、、」
「あっ、家に着いたら、大声は出さないでよね♪
それから、俺、早寝するし、、、
明日は昼まで起きないから、勝手に過ごしてよ!」
「なんだよ~、類、1年ぶりに会ったというのに、やけに冷たいねぇ♪
お茶を点ててやろうと極上の茶と和菓子を持って来てやったのに♪」
「俺は、最近手に入れた取って置きの紅茶と母親特製のケーキを持ってきてんだぞ♪」
「ふ~ん、それはあいつが喜びそう♪
ありがと♪」
とニッコリ返事する類に、F3は、、、
幸せそうで良かったな、類♪
マジ、仕事の出来る幸せな男になってんの♪
スゲェ!
俺様は、こんな顔して笑う類、初めて見たぜ!
しかも、ありがとうって、自然に口にしてるって、仕事を始めるとこんなに変わるんだな!
いえいえ、司君、そこは、ちいと違うと、、、