目で足し6
食べる気、満々で類に付いて来たつくし、、、
いきなり大きな声で話し出す類にビックリ!!
類「ちょっと、皆、聞いてください!!
皆さんに報告があります!!」
普段、つくしとしか話さない類が、大きな声で話し出したので、皆の注目を浴びる類、、、
類「僕、花沢 類と高遠 つくしは本日婚約しました♪」
摘まんでいたポテトをポテッと落としてしまう子、口に含んでいたスープをプーと吹き出してしまう子、デザートのケーキを景気良くお皿ごとひっくり返してしまう子、、、
生徒ばかりかスタッフまで、驚きの声が、ランチルーム中に響き渡りますが、、、
類は、堂々と王者のような落ち着きで、手を上げて黙らせます、、、
類「なので、つくしにチョッカイ出す奴は、生きて帰れると思うなよ!!」
恐ろしい言葉を、ニコニコ嬉しそうに笑いながら話し、皆を鋭い目で睥睨する類、、、
悪魔の降臨もかくやと感じて、皆、総毛立ったのでした、、、
言葉を無くしてビビる皆を一通り睨み付けて、満足した類、、、
類「じゃ、行くよ♪」
つくし「えっ? 何処に行くの?
私、お腹空いた~」
類「俺の部屋でつくしの好きな物を、シェフに作らせるから♪」
《類お抱えのシェフ!?
また、来てるの?
好き嫌いの激しい類のために、スッゴク美味しいのを作って冷凍してくれるんだよね♪
今日は、作りたてを食べられるんだ♪
ラッキー♪♪》
目をキラキラさせて、メニューを考えるのに忙しいつくしを、またも引き摺って連行して行きます、、、
スタッフA「・・・」
スタッフB「ねえ、あの子達、まだ幼稚園の年齢よね?」
スタッフC「天才の集まりの中でも、あの二人は、とびきりの天才だから、する事成す事、規格外だわ♪」
スタッフA「類君、あんなに堂々と話せるんだ!」
スタッフB「『うん、嫌、ダメ』、、、私が聞いた類君の言葉って、今までこの三種類だけだよ、、、」
スタッフ全員が、うんうんと首を縦に振ります、、、
スタッフC「それにしても、つくしちゃんって凄いな♪
類君に、あそこまで言わせるとは!」
スタッフA「類君の行動力にも、ビックリだわ、、、
まあ、つくしちゃん限定に発動するみたいだけどね、、、」
博士「そのつくしちゃんの一番の真価は何か、分かっているかい?」
スタッフB「うわあ、博士、驚かせないでくださいよ~
いつ、いらしてたんですか?」
スタッフC「博士、つくしちゃんの真価って?」
スタッフD「机上の論理を具現化させることができるんだよ♪
物理や数学の公式を、然り気無く日常生活に応用しているし、、、
知能、知識と知恵を併せ持つバランスの取れた子、、、
誰にでも愛され、誰もが愛さずにはいられない子、、、
それが、つくしちゃんだ、、、
類君の能力を最大限に引き出すのも、つくしちゃんだけだしね、、、」
スタッフA「そんなつくしちゃんを、いち早く自分のものにした類君も、凄いですね!?」
博士「ああ、類君も、知能、知識ばかりか、人を見抜く能力、プラス、ここぞの行動力を備えた、末恐ろしい子だ♪」
スタッフABC「ブルル! 先程は、その恐ろしさの一端を、垣間見せて頂きました!!」
博士「ハハハ、精々、類君の逆鱗に触れないように気を付けたまえ♪」