目で足し7
つくしが、テーブル一杯の料理を美味しく頂いている間に、、、
類「あっ、お母様? 類です、、、」
儷「類!? あ、貴方! 大変♪」
峻「愛しの奥様は、何を騒いでいるのかな?」
儷「る、類、類が、私に初めて電話してきているんです♪」
峻「えっ! いつもメールのみでの連絡の類が!?」
《直接電話したことで、こんなに騒ぐ両親って!?》
類「お母様? 用件を話していいですか?」
儷「あっ! ごめんなさい、、、
電話してくるって、余程大事な急用なのね!
どうぞ話して頂戴♪」
類「僕、今日、高遠 つくしと婚約しました♪
僕達二人での生活について、こちらの博士やスタッフに、調整をお願いします、、、
あと、高遠の叔父様に正式にお話ししてください、、、
僕達二人の邪魔をする奴は、僕からも制裁しますが、SPの増員をお願いします、、、」
儷「きゃ~、類、良かった!
おめでとう♪
つくしちゃんを、絶対に逃がしてはダメよ♪
早速、高遠様のところにご挨拶に行きますから!
ああ、良かったわ、良かったわね、類♪」
峻「おお、類、でかした!
でかしたぞ、類♪
いいか、つくしちゃんが心変わりしないように、しっかり捕まえておくんだぞ♪
油断して、他の奴に奪われないようにな!?
こちらで出来ることは、迅速にするので、委せなさい♪」
類「ありがとう、お父様、、、
取り敢えず、僕のベビーリングを鎖に通して、つくしに着けてもらうけど、後でデザインを送るから、指輪を作って頂けますか?」
峻「分かった♪」
類「あっ、つくしをお昼寝させないと♪
じゃ、お父様、お母様、よろしくお願いします♪」
早速、高遠にアポを取り付ける峻、、、
類とつくしのスクールに連絡する儷、、、
類「つくしの部屋は、僕の隣部屋に替わったよ♪
きっと、僕が、婚約者のつくしを守る為なんだろうね♪」
つくし「・・・〃〃〃」
類「さっ、お昼寝の時間だよ♪」
つくし「〃〃〃る、類?
私の部屋は、こっちですけど?」
類「うん、そだね♪」
つくし「じゃ、あとでね♪」
類「何処に行くの?」
《ひぇ~、なんか恐いんですけど!?》
つくし「私の部屋に、、、?」
類「何しに?」
《その目、ちょっと恐いんですけど!?》
つくし「お昼寝、、です、、よね、、?」
類「夫と別々に寝るつもり、つくし?」
《お、夫~!? 》
つくし「る、類?
ついさっき、婚約?とか言ったばかりで、、、
それに、夫だなんて、、、
まだ、まだ早い、、、」
《いやぁ、その顔、恐い~~》
類「つくし!」
つくし「は、はいっ!」
類「つくしは、僕を夫にしたくないの!?
なら、何故、婚約したの!?
僕のこと、本当は嫌いなの!?」
つくし「き、嫌いじゃない!
嫌いな訳が無いじゃない!」
類「じゃ、僕のこと好き?」
つくし「す、好き♪〃〃〃」
類「じゃ、婚約しても結婚はしないで、また別の奴と婚約するつもり!?」
つくし「そ、そんなことしないもん!」
類「じゃ、遅かれ早かれ僕は夫で、つくしは僕の妻でしょ♪」
つくし「うっ、そ、そうなる、、の、、かな、、?」
類「かな、、じゃないでしょ! かな、、じゃ!
夫の言うこと聞いて、つくし!
こっちで寝るんだよ♪
ミミズ取りに付き合ったんだから、今度は、僕の昼寝に付き合うんだよ♪
第一、別の部屋じゃ、つくしを守れないでしょ!?」
《な、何から守るのかなぁ~???》
頭の上に、沢山のクエスチョンマークを付けたまま、類に抱き締められて、あっさり寝てしまうつくしちゃん、、、
それでいいのか、つくしちゃん!?