愛は惜しみ無く奪い与える54
類「先ず、俺の片想いの話を、、、」
類がポツポツ話し出すと、魅入られたように身をのり出して聞き耳を立てるF3、、、
あきら「お前が、引きこもりになったのは、親のせいばかりじゃなかったんだな!?」
類「うん、でも両親の罪の意識があったから、つくし捕獲作戦が、あっという間に成功したんだ♪
今では両親に感謝しているし、つくしと駿達のお陰で両親とも本当の家族になる事が出来た、、、
両親も、つくしと駿達にベタ惚れで、日本に帰国しては、つくしと駿達を連れ回して、果てはフランスに拉致しようとするから、油断も隙もないんだ、、、」
あきら「何はさておき、仲の良い家族になれたんだ、良かったな♪」
《あとは、総二郎と司の家族だな、、、
暖かい家族になるよう、手助けしたいぜ、、、》
総二郎「その不思議な絵を見せてもらえるのかな?」
類「そうだね、いずれお前達にも関係が出てくるだろうから、見ておいてもらうよ♪
でも、その前に俺達のタイムトラベルの話を聞いてもらおうか、、、」
世継ぎの王子ツカーサル、皇后カエーデシアン、アッキーラ子爵、サクラーナ子爵夫人、ジロー子爵、シーゲル侯爵嬢、rui侯爵、アンジュ侯爵夫人、幸枝に似たメイド頭サリナ、、、
そして紅孔雀とその一味、、、
最後に、額縁経由のメモと手紙、、、
あきら「ホントに紅孔雀が存在していたんだ!
半信半疑だったんだ!」
総二郎「事実は小説よりも奇なり、、とは、よく言ったもんだな!」
類「もし、ツカーサル王子が、司の祖先ならば、皇后カエーデシアンは、司の母ちゃんの楓さんの祖先なんだろうか??
不思議なのは、あちらの世界では、カエーデシアンとツカーサルの間に血の繋がりがないんだ、、、」
司「ふっ、不思議でも無いぜ!
俺とババアの間には血の繋がりが無いんだよ!」