つくしちゃんと7人の仲間達13
χ「ば、ばっか言うな!」
τ「誰がバカだって!?」
ρ「おお、無事戻ってきたな♪」
χ「何処まで行ったんだ?」
τ「それが、犬っころめ、盛りがついて、メス犬に乗っていやがった!」
χ「キャハハ、石でもぶつけて離したのかよ?」
τ「いや、それが、メス犬が大邸宅の飼い犬で、、、」
ρ「おまっ、それじゃ、マジ、マジイな!」
τ「それがな、そうでも無くてよ、、、
小僧の犬が、血統書付きのレアもレアな犬種で、メスと同種ときたから、メス犬の飼い主が大喜びしやがって、非難されるどころか、逆にお礼をもらっちまったぜ!」
「この子達を貰ったんだ!
だけど、このお兄さんたら、抱っこもしないし、触りもしないんだよ!?」
μ「キャー、可愛いい♪
φ、私達でお世話してもいい?」
φ「う~ん、旅の邪魔にならないかなぁ?」
μ「お願い♪
皆の迷惑にならないようにするから♪」
《仔犬も苦手らしいτ、、、
τ避けになるから、好都合だけど、、、》
φ「じゃ、キスしてくれたら、許可してあげる♪」
μ「もう、ワガママφ♪
チュッ♪」
τ「お、おまっ!
なに、淫らなことやってんだ!」
φ「こんなの、挨拶程度じゃん!
俺達、もっと濃厚なのやってるよ♪」
μ「φ♪、、、〃〃〃」
ρχが、冷やかしの口笛を ヒュー♪
と、二匹の仔犬が、ρとχに呼ばれたかのように、なつきます、、、
χ「おい、この仔犬!」
ρ「ああ、お礼と言ってたが、厄介払いしやがったんだな!」
ζ「何々?
この子達が、どうかしたの?」
ρ「こいつらは、魔獣だ!」
χ「それも、子供のころは、世話をさせるために可愛く人になついているが、成獣になると、飼い主を食いちぎるほど最も獰猛で強大な魔獣ゾーフィゴだ!」
話を聞いていた子供は、自分の犬を連れてソロソロと後退りして、姿を消します、、、
θ「え~!
そんなの飼えないわよ~
どこかに捨てていきましょ!」
μ「ダメダメ! 絶対にダメ!!
獰猛な魔獣であろうと、今はお世話が必要な子供なのよ!
見捨てるなんて出来ないわ!
成獣になれば自分達で生きていけるんでしょう!?
それまで、私がお世話します!
ねっ、お願い♪」
無意識の必殺の上目使いで、全員を見回します、、、
《うっ、可愛いい!》
《そんな目でお願いされたら、なんでも言うこと聞いちゃうよ♪》
《う~、可愛すぎる!》
《可愛いい!
私が男だったら、即行押し倒しちゃってるわ~♪》
ζ「もう、分かったわよ~♪
皆で食い殺されないように気を付けていればいいんでしょ!?」
θ「そうですわね♪
今はこんなに可愛いいし、、」
ν「この子達が成獣になったら、姿が変わるのかしら?」
χ「成獣でも大型犬くらいだが、時には巨大化して、空も翔べるらしいぞ!」
μ「うわあ~♪
益々、大人になるまで一緒にいたいわ♪
もしかしたら、背中に乗せてくれるかも、、、
ねっ、キキ、ララ♪」
χ「うへぇ、もう名前まで付けてるぜ!
はあ、女性全員一致だから、仕方ねえ、、、
フェミニストの俺としては、飼うのに反対はしないぜ!」
ρ「ということだから、τ、諦めろ、近付かなければ良いんだから!」
τ「・・・・・」