愛は惜しみ無く奪い与える14
追いたてられるように、クローゼットから出てきたつくし、、、
お尻がスースーするのを気にして、類が撫で回した時も抵抗出来ないまま、、、
またしても、見計らったかのように、、
「失礼いたします。
猫ちゃんのお医者様がいらっしゃいました。どちらにご案内いたしましょうか?」
「俺達のリビングにして」とクローゼットから出てきた、上半身裸のままのビー玉王子、、、
「〃〃〃きゃっ、花沢る、類~、ちゃ、ちゃんと着てよ~!? 〃〃〃」
「ヤダ、暑いもん!?
なら、つくしが着せてね!?」
可愛く首を傾けてお願いする策士類、、、
顔を真っ赤にしながら、 類からTシャツを奪うように手にすると、ぴょんぴょんジャンプし始めるつくし、、、
気をつけて、つくしちゃん、スカートが捲れると大事なところが見えちゃいますよ!
「・・・ぷぷ、あんた、何やってんの?」
「ちょっとは協力してよ~
何を食べればこんなに大きくなるの?、、、
届かないんだから屈んでってばっ!」
「あい、じゃ、こうすれば?」
と、つくしの腰を掴み、軽々と縦抱きに持ち上げて、にっこり微笑む腹黒王子、、、
ますます真っ赤になって、固まる純情つくしちゃん、、、
はっと気を取り直し、類の頭にTシャツを被せたつくしに、抱き上げたまま、、、
「良くできました♪」
「〃〃〃ねぇ、降ろして!?〃〃〃」
「あい」
つくしの身体をわざわざ自分の身体にぴったり沿わせて、ゆっくりゆっくり降ろしていき、自分の身体を意識させる腹黒策士のビー玉王子、、、
官能を刺激され戸惑うつくしを横目に、Tシャツに腕を通しながら
「さっ、行くよ!」
ピンク色に染まったつくしの手を取り、恋人繋ぎで引っ張っていきます。