loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

愛は惜しみ無く奪い与える50



ショーン医師に付き添われ、rui侯爵邸に戻った二人、、、



メイド頭サリナ「お帰りなさいませ♪」



類「奥方が具合が悪いので、ショーン医師が付き添ってくださった!


今夜はお泊まり頂くから、部屋の用意を!


あと、お茶を頼む!」



メイド頭「畏まりました、、、


奥様は如何なさいました?」



ショーン医師「妊娠中の奥方にモランボン公爵が仇を為したんだ!


私が付き添うので、お湯とタオルをお願いしたい!」



メイド頭「は、はい! ただいま!」



類「奥方、直ぐベッドに運ぶよ♪」



つくし「・・・・・」



類「そのぐったりした様子、なんかそそられる♪」



つくし「類ったら♪〃〃〃」



ショーン医師「顔色が良過ぎます!


メイドが戻ってくる前に、化粧で青白くしますよ!」



つくし「お医者様が、お化粧道具を持ってらっしゃるとは!?」



ショーン医師「フフ、変装道具です、、、


私、手先が器用なもので、変装して忍び込み盗むのが得意なのですよ♪


さあ、できた!


苦しそうに寝ていてください!」



やがて、アッキーラ子爵夫人サクラーナが駆け付けてきて、パニエの下に隠した袋を、ショーン医師に渡します、、、



サクラーナ「主人から、預かって参りました動物の血液です、、、」



ショーン医師「ありがとうございます!


メイドからタオルを受け取って、付き添いをお願いします!」



メイド頭サリナ「rui侯爵様、お湯とタオルをお持ちしました!」



類「お湯はそこに!


タオルは、アッキーラ子爵夫人に!


お前は、下がって良い!」



《私も奥様に付き添いたかったのに、、、


奥様が妊娠なさっていたなんて、気が付かなかったなんて!


はあ、メイド失格です!


妊娠中なのに、昼も夜もお出掛けなさって、無理をなさるなんて!》



そうこうしていると、サクラーナ子爵夫人が、部屋から飛び出してきて、叫びます、、、



サクラーナ子爵夫人「ああっ! なんてこと!


侯爵夫人が! 侯爵夫人が、流産の憂き目に!


モランボン公爵め!


許しません!


例え、陛下や皇后様がお許しになっても、私は許しません!


侯爵夫人に代わり、モランボン公爵の責任をとことん追求します!」



ショーン医師が、血に染まったタオルを部屋から持ち出し、肩を落として首を振ります、、、



屋敷中が悲哀に染まり、静まり返ります、、、



そこへ、アッキーラ子爵も駆け付けてきて、悲嘆の表情を浮かべます、、、



アッキーラ子爵「ショーン先生、協力ありがとうございます。


今日はもうお休みください。」



ショーン医師「では、後はお任せしますよ♪」



タオルを始末し、控えていたメイド頭サリナに、、、



アッキーラ子爵「私達が付き添うので、ショーン先生には、お休み頂く。


お部屋にご案内してさしあげろ。」



メイド頭サリナ「はい、それでは、ショーン先生、こちらへどうぞ、、、」



ショーン医師「奥方は若いから、また直ぐ授かるだろうて、、、


気落するあまり、邸を暗くするでないぞ!?」



メイド頭サリナ「そ、そうでございますね!


私共が気丈に振る舞わねば、、、」






アッキーラ子爵「そろそろrui達が、秘密の通路を使って帰って来るぞ!


君達は、姿を消さないと不味い事になる!」



類「心配ないよ!?


直ぐ退散するから♪


侯爵夫婦に手紙を書いたので、渡して頂けるかな?」



サクラーナ子爵夫人「拝見すればする程、本当にソックリですのね♪


貴方達が、何処からいらして何処へお帰りになるのか、興味は尽きませんが、詮索無用の指令が出ておりますので、お尋ね致しませんわ♪


ただ、お礼だけは言わせてくださいな♪


貴方達の協力で、紅孔雀の正体がバレずに、仲間を救出出来ました!


しかも、貴方達の策で、あのモランボン公爵を葬る事まで出来ました!


何度お礼を申し上げても足りませんが、本当にありがとうございました!」



アッキーラ子爵「全く本物のrui侯爵も顔負けの策士で、畏れ入ったよ!


ありがとよ♪」



類「いや、俺達も得難い経験が出来て、楽しかったよ♪


じゃ、失礼するとしよう♪


つくし、行くよ♪」



つくし「では、皆さん、お元気で♪


さようなら♪」



サクラーナ子爵夫人「いいえ、また是非お会いしたいので、さようならは申しません!


いつか、また!」



つくし「いつか、また!」



類「俺達は、隣の部屋に行くけど、しばらくは入って来ないでよ!?


じゃ、また♪」



アッキーラ子爵「ああ、またな♪」



類とつくしは、再び絵の前に立ち、時の旅人に、、、



アッキーラ子爵夫婦が、しばらくして部屋に入ると、二人の影も形も無く、、、



サクラーナ子爵夫人「はあ、どうやって姿を消したのか!?


何とも不思議なお二人でしたわ♪」



アッキーラ子爵「ああ、差詰め、我等の非常事態に神がお使わしになった天の助け、、、」



サクラーナ子爵夫人「また、お会いしたいですわ♪


次にお会いしたら、ゆっくりお話ししたいです、、、」



アッキーラ子爵「ああ、会えるさ、きっと♪」