奥様は魔女3
ノックノック、、、
花枝「類様、つくし様、よろしいでしょうか?」
進「姉ちゃん、この家、カッコいいね♪
忍者に会った?」
つくし「進! ご挨拶は?」
進「あっ、ごめんなさい、、、
類さん、ご招待ありがとうございます!
牧野進と申します、、、
初めまして、よろしくお願いします♪
え~と、姉がお世話になっています、、、
あっ、姉ちゃん、これ、姉ちゃんのカバン、、、
カバン置いてケーキ食べに来るって、姉ちゃん、優等生の名が泣くよ!?
で、姉ちゃん、ケーキは?」
つくし「進、、、いやしんぼ、、、」
類「進君、その調子♪
遠慮しないで♪
ただ、夕食もちゃんと食べてよ♪」
進「うわあ!
ありがとうございます、類さん♪
姉ちゃん、ホントに食べても大丈夫だった?」
つくし「うん、このお邸には結界が張ってあるから大丈夫だったわ♪」
進「じゃ、遠慮なく頂きま~す♪」
類「つくしが魔女で、人間界に修行に来ているって事は、、、
進君は魔法使いで、やっぱり修行に来てるの?」
進「わあ、このケーキ、美味しい~♪
ん?
そうです、俺も修行に来ているって、、、
!!!
な、なんで?」
類「俺、陰陽師、、、
で、可愛いい魔女のつくしは、俺の嫁だから♪
よろしくね、弟の進♪」
進「へっ!?
姉ちゃん、それって修行のひとつなの?
類さん、姉ちゃんも俺も、修行が終わったら、帰らなくちゃ、、、」
類「類さんじゃなくて、類兄さんでいいよ♪
これは、修行ではないよ♪
愛は奥深いものだから、短期間に学べるものじゃないんだ♪
つくしには、一生俺のそばにいてもらって、嫌ってほど愛について教えてあげることにしたから♪」
進「ひぇ!俺、いくら類さん、類兄さんが優しくても 一生は嫌だな、、、
第一、魔王、あっ、俺の父さんね♪
魔王が、フィアンセを長く放っていてはいけないって!」
類「進は、フィアンセがいるんだ!
つくしのフィアンセは、俺だからね♪」
進「う~ん、姉ちゃんって無駄にモテるから、まだフィアンセは決まっていなかったよ、、、
姉ちゃんのフィアンセが陰陽師か~!?
いいかもね♪
日頃姉ちゃんを狙っている奴らより、上等そうだし、、、」
類のこめかみがピクッ!
《そうか 魔界にも呪を唱える必要があるな!》
類「進、ディナーまで、シャワーでも浴びて部屋で寛いだら?
進、式神に案内させるよ♪」
印を結び、掌を翳すと、ヒラヒラ蝶が!
つくし「わあ、素敵♪
私も付いて行きたい~♪」
類「つくしは勉強しないとね♪」
つくし「あっ、そうでした!
数学で解けない問題があったんでした~♪」
類「じゃ、ノート広げて♪」
つくし「は~い♪」
類君、その顔は、何を企んでいるのか?
何を教えるつもりでしょうか?