奥様は魔女6
類「つくし、美味しいものを沢山食べられる方法を教えてあげる♪
あ~んして!?」
進《うわあ、類兄さん、目の毒ですってば!》
類「つくし、あ~ん♪」
つくし《進や皆の前で、恥ずかしい〃〃〃》
花枝「つくし様、類様の仰る通りになさいませ♪」
見渡せば、くのいち花枝、シェフ、その他のくのいちが、嬉しそうに一斉に頷いている、、、
類「つくしの紅茶、冷めてるから入れ替えて♪
ついでに進のもね♪」
進《ハア、俺は『ついで』ですか~
でも、姉ちゃんも恥ずかしがってる割には、素直に従っているし、、、
お転婆姉ちゃんにしては、レアな姿、、、
そうだっ!》
進「俺も沢山食べたいな~♪
類兄さん、あ~ん♪」
進《ぎゃっ! そんな怖い顔しないで!
ジョークですってば! ジョーク!
くのいち花枝さんやシェフ達だって、後ろ向いて肩を震わせてるの、絶対笑ってるよね!?
あ~、もう、怖いからご馳走様しようっと!》
進「あ~、なんだかお腹一杯になっちゃたかも~♪
眠くなったし、寝よっかな♪」
類「そだね♪
デザートは、部屋に運ばせよう♪
つくし、行くよ♪」
類が、つくしを抱き上げます、、、
つくし「えっ! ちょっ、ちょっと、類~♪」
類「煩いよ、つくし♪
黙らないとキスするよ♪」
つくし「・・・・・」
類が、疾風の如くつくしを連れ去ると、、、
進「ぷっ、ぷぷっ! ギャハハ!
我慢出来ない!
ギャハハ!
花枝さん、見ました?
類兄さんって、相当な遣り手なんですね!?
キャハハ、、、腹痛てぇ、、、
あのお転婆姉ちゃんが、、、
近付く男どもを薙ぎ倒していた姉ちゃんが、、、
流石、稀代稀なる陰陽師の類兄さん、、、
父上に報告せねば、、、」
花枝「そのご心配は無用でございますよ、進様、、、
既に、正式な使いの者が伺っております、、、
既に、婚約のご承諾は頂いております。
間もなく類様のご両親もフランスから帰国なさいますし、、、
結婚の日取りが決まるのも間もなくでしょう♪」
進「ええっ! ?」