慟哭25
モハメド「積もる話があるだろうから、今日はごゆっくり♪
食事もこちらに運ばせるよ♪」
つくし「何から何まで、ご親切にありがとうございます♪」
モハメド「つくし、君の為なら何だってするよ♪
こんなことくらいで、いちいちお礼は要らないよ♪」
つくし「でも、、、
言わずにはいられないんです♪
我慢して聞いてくださらないと♪
嬉しくて幸せではち切れちゃいそうなんです♪」
モハメド「う~ん、つくしちゃんが破裂しちゃったら大変だ!
仕方がない!
お聞きしましょ♪」
つくし「モハメド、ありがとう♪
大好きよ♪」
モハメド「オイオイ、後ろで焼きもち焼きのご主人が睨んでいるんだけど、、、」
つくし「クスッ、類は、私が世界一愛してる旦那様♪
こんな事で、焼きもちは焼きません♪」
類「ところが、焼いちゃったかも、、、
後で責任取ってよね♪」
つくし「・・・〃〃〃」
モハメド「アハハ、責任重大だね♪
じゃ、また明日♪」
世界の重鎮のモハメドとの親密なやり取り、、、
それに加えて、恥ずかしがりのつくしちゃんの堂々としたノロケに、ただただ呆然としたていたあきら達、、、
ふと我に返って、、、
あきら「牧野、すげえな!
モハメド氏とあんなに気軽に話せるなんて、、、」
類「うん、ケビンさんから紹介されて以来、つくし菌に侵されちゃったみたい、、、」
つくし「類、酷い~
私を菌扱いしているなんて~」
あきら「ハハハ、つくし菌とはいい得て妙だぞ♪」
総二郎「牧野、綺麗になったな♪」
あきら「四人も子供がいるとは、到底見えないよ♪」
類「すぐ5人になるけどね♪」
あきら「おまっ! 妊娠してるのか!?
今、何ヵ月だ?」
つくし「ふふ、間もなく5ヵ月よ♪」
あきら「おめでとう!」
総二郎「おめでとう、5人目かあ♪」
類「安定期に入ったんで、移動出来たんだ♪」
あきら「妊娠期、授乳期、離乳期、ハイハイから歩き出し、次の妊娠期、と考えると、そりゃ忙しくて、俺達に会いに来れないな!」
つくし「ごめんなさい、長い間皆にご無沙汰してしまって、、、
類も、私を心配するあまり、会いに行けなかったの、、、
でも、貴方達の写真を見ては、子供達に話していたのよ♪
この人達が、あきらに総二郎、司で、親友達だって!」
あきら「だから、俺達の名前を知っていたのか!」
総二郎「しかも、呼び捨てでな♪」
《子供達が、名前を呼び捨てで覚えるほど、写真を見ては俺達を懐かしがってくれていたんだ、、、》
あきらが、類に目配せすると、、、
類「つくし、持ってきた物があったよね!?」
つくし「そうだわ! 今、持ってくるわね♪
ちょっと失礼しますね♪」
つくしが部屋を出ていくと、、、
あきら「今回、司に連絡は?」
類「うん、悪いけど、司にはまだ会えないな、、、
つくしが妊娠中だし、、、」
総二郎「そうだな、何か起きてからでは取り返しがつかないからな、、、」
あきら「元気にしている事は、話しても良いか?」
総二郎「司もいい意味で変わったぞ!
まあ、女を適当に取り替えてはいるが、、、」
類「クスッ、まるで総二郎みたいに?」
総二郎「馬鹿言うな!
遥か昔の事だ!
まあ、若気の至りってやつだ、、、
今は子煩悩な愛妻家だ!」
類「そうだった、総二郎は子供は何人?」
総二郎「俺んとこは、3人、あきらんとこは、双子の2人だ、、、」
類「結婚と子供の事、おめでとう♪
プレゼント送ったけど、気が付いた?」
あきら「ああ、やっぱりそうだったんだ!
だが、期待して違っていたらと、半信半疑だったよ、、、」
総二郎「俺も、そうだろうとは思ったが、、、
何しろ、季節外れのチューリップだったからな♪」
類「ところで、司は、結婚はまだ?」
あきら「まだのようだ、、、
道明寺の跡取りは椿姉ちゃんの子供がいるからって公言しているしな、、、」
類「司が、家庭を持って落ち着いたら、その頃なら、会えるかな、、、
俺達が元気にしている事は、話しても良いよ、、、
ただし、絶対に俺達を調べたり、近付こうとしない事が条件だよ!」
あきら「了解!」
総二郎「司には悪りぃが、牧野第一優先だから、時を見計らって話すよ、、、」
類「うん、お願いね♪
いくら司が記憶を取り戻したからと言っても、つくしにした事は、やり直し出来ないから、、、」
あきら「おまっ! 知っていたのか!?」
類「司の行動を見れば、一目瞭然でしょ!」