loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

目で足し2


司「おーい、遊びに来てやったぞー♪」


「「よっ♪」」


類「何しに来たの?」


総二郎「相変わらず、無愛想だな、類は!」


あきら「やっとフランスから帰ってきたくせに、音沙汰無しで、、、


心配して来てみれば、何しに来たのとは、いくら優しいお兄さんでも、臍が曲がるぞ♪」


類「元々、曲がってるんだから心配ないよ♪」


総二郎「こんな根性悪に、お兄さんは育てた覚えがないぞ♪」


と、二人が泣き真似をする、、、


類「俺には、兄さんも弟もいないんだけど!?」


すると、類の背中に隠れていたつくしが、ひょっこり顔を出し、可愛く挨拶する、、、


つくし「こ、こんにちは〃〃〃」


「「お、おう、こんにちは!?」」


司「誰だ、お前!?」


困った顔で、ほんのり頬を染めて恥ずかしげに類を見上げるつくし、、、


《あんた、その上目使い、俺だけの時に限定してくれないと、、、》


ちらりと確認すると、招かれざる友人達は、赤くなって固まっている、、、


《あ~あ、これだから会わせたく無かったんだ!


まぁた、余計なもんを釣り上げちゃったね~》


類「牧野つくしだよ♪


つくし、続きは隣の俺の部屋に

行ってすればいいよ♪」


《こいつらの側にいたら、チョッカイ出されるから、早く引き離さないと、、》


総二郎「おっと! つくしちゃん、つくしちゃんは何をしていたのかな~?」


広げていた本とレコーダーを片付けながら、戸惑いながらも律儀に答えるつくし、、、


つくし「え~と、本の読み聞かせの録音です、、、」


あきら「なんで、そんな事してんの?」


つくし「目の見えない人や小さなお子さんに楽しんで頂きたくて、、、


類が編集してくれるんで、助かってるんです♪」


総二郎「それで忙しくて、俺達に連絡も寄越さなかったと、、、」


総二郎とあきらは、善からぬ事を思い付いたようで、阿吽の呼吸で顔を見合わせて、ニンマリ、、、


あきら「つくしちゃん、俺達も手伝うから、ここで一緒に読み聞かせしようよ♪」


つくし「えっ! でも、、、」


総二郎「いいから、いいから、、、」


あきら「そっ! 俺達も人の役に立つ事をしたいし、なっ、司!?」


司「・・・お、おう♪〃〃〃」


《あ~、司ったら、一目惚れ!? マジかぁ!?》


総二郎「類、効果音は入れてんの?」


類「当然でしょ♪」


つくし「類って、凄いの♪」


《ベッドで凄いの、とかじゃねえな!》


あきら「類の何処が?」


《類のあそこがなんて言わねえよな!》


《皆、とんでも無い妄想してるけど、残念ながらまだだよ、、、


でも、こいつら邪魔者が現れたからには、つくしに手加減するのはもう止めだな♪》


つくし「あのね、色々な音を創る事が出来るの!


うふふ、素敵でしょ♪」


《こんな風に、可愛いい子に手放しで誉められるって、羨ましいなぁ》


《類の奴、鼻の下を伸ばしやがって!》


《俺も、こんなに素直で可愛いい子に、お世辞じゃなく誉められたいぞ!》


総二郎が、読み聞かせの本を開いて、、、


総二郎「ふーん、ブレーメンの音楽隊か!」


あきら「俺、鶏の鳴き声、得意だぜ♪


クワックワッコケー!」


総二郎「俺、ロバの鳴き声できるぞ♪


ヒーホー!


司は、犬をやれよ♪」


司「・・・・・」


天下のF3が、鶏やロバの鳴きマネをするなんて超レアなのに、つくしちゃんは、類の凄いところの自慢で大忙し、、、


つくし「ほら! 見て♪


類が創ったの♪


これ、鶏の羽ばたきなの♪」


団扇を微妙な加減で二枚重ねた物を、小刻みに振る、、、


バタバタバタッ、、、


一同「おお♪」


つくし「あとね、ロバの足音はこれ♪」


お椀を2つ、テーブルの上で伏せて、カッポカッポと音をたてます、、、


目を爛々と輝かせ、俄然、やる気が漲ったF3!


これが雨の音だと言って、余っていた団扇に糸で小豆を幾つかぶら下げる、、、


でんでん太鼓のように動かすと、パラパラと雨の音が、、、


波はこれ♪と 竹籠に和紙を貼り、小豆を入れて傾ける、、、


ザザー、ザザーと波の音、、、


その日は、効果音の収録で楽しく大騒ぎ♪


「今後は、効果音は、俺達に任せろよ♪」


「そうだぞ! 勝手に録音するなよ♪」


「今度は、花咲爺さんやろうぜ♪」


「おっ、良いねぇ♪


花が咲く音って、難問じゃね!?


来週までに、音を探して来ようぜ♪」


「よし! 来週までの宿題だな!」


もう、読み聞かせの録音の音頭取りまで始める始末、、、


夕食まで食べて、泊まる勢いのF3を、類が氷の刃で追い払う、、、


「あんだよ! 追い払うのかよ!」


「冷たいな!」


「邪魔者扱いすんなよ~」


「もうこれ以上、つくしと俺の時間の邪魔しないで!」


「独り占めは、ずるいんじゃね!?」


「何言ってんの!?


つくしは、俺だけのものだよ♪


つくしを好きになるのは、良く分かるよ、フランスでも、凄くモテてたし、、、


でも、悪いけど、つくしは俺のものって決まってんの♪


俺達婚約してるし、、、」


「こ、婚約~!?」


「ふ、ふん! 婚約しているからと言っても、必ずしも結婚出来るとは限らないぜ、、、」


「おあいにくさま、両親も、学生結婚しちゃいなさいって言ってるし、、、


ねっ♪ つくし♪」


ちょうど、自ら食後の紅茶をワゴンで運んできたつくしに話しかける類、、、