loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

目で足し8


司「おい、類、それ、寄越せ!」


類「ヤダ、、、」


司「寄越せったら!」


あきら「司、それ、類が大切にしている縫いぐるみだぞ、、、」


司「だから何だってんだよ!


俺様が寄越せって言ってんだから、寄越せよ!」


総二郎「そんなに引っ張ったら、引き千切れるぞ!」


あきら「あっ!」


ウサギの耳が引き千切れてしまって、、、


ウサギを抱き締めたまま、蹲る類、、、


司「ふ、ふん!


類、 お前が放さないから、いけないんだぞ!


お、俺は悪くないからなっ!」


あきらが、千切れ落ちたウサギの耳を類にソッと渡し、類の背中を擦って慰め、総二郎が花沢の車を呼ぶ、、、



花枝「お帰りなさい、類様?


どうなさったのですか?


あらまあ!


つくし様とお揃いのウサギちゃんが、怪我しちゃいましたね?


大丈夫でございますよ、花枝がお手当てして治してしんぜますから♪」


類「・・・・・」





花枝「もしもし、奥様、花枝でございます、、、


つくし様は、どうしていらっしゃるんでしょう?


類様には、やはり、つくし様が必要です、、、


高遠様は、一時期とは言え、お二人を引き離して、何を考えておいでなのでしょうか?


この一年間で、類様には、それなりにお友だちは出来ましたが、、、


このままでは、類様が、、、」






花枝「類様、類様、嬉しいニュースです!


つくし様に、お会いになれますよ♪」


花枝が直したウサギの縫いぐるみを抱いて、ボーっとしていた類が、パッと顔を耀かせて、、、


類「ほんと!? つくしに!?


いつ? いつ会えるの?」


花枝「旦那様、奥様が、つくし様が通う予定のフランスのスクールに、転校手続きをしてくださいます!


類様、良かったですね♪」


類「花枝、明日フランスに帰るから、用意して♪」



《類様ったら、途端にお元気になられて、花枝も嬉しゅうございます、、》





司「おい! 類が来てないぞ!?


あいつ、また風邪でも引いて休んでんのか?」


あきら「類なら、ここにはもう来ないよ、、、」


司「なんでだ?」


総二郎「フランスに行っちまったよ!」


あきら「あっちのスクールに通うって、、、」


司「・・・・・


なあ、俺が壊したあのウサギが、関係してんのかな?」


総二郎「そんなの知るかよ!


でも、流石に、少しは悪いことしたって思ってんのか?」


司「あん!?


壊すつもりなんかねえのに、、、


あんなに簡単に壊れるとは思わなかったんだよ!!」


あきら「そうじゃ無いだろ!


司、人が大切にしているものは、いくらお前が欲しくなっても、手を出すんじゃねえぞ!!」


司「・・・わ、分かったよ!、、、」



司「なあ、類の奴、帰ってくるよな?、、、」


総二郎「類にとって、日本の学校じゃ物足りなかったんじゃね!?」


あきら「ああ、あいつの頭の中には、PCが入ってるんじゃないかって、何度も思ったもんな!」


総二郎「天才なのに いつもウサギの縫いぐるみを大事に抱き締めて、、、


変わった奴だったな、、、」


あきら「母親からのプレゼントだと言っていたから、母親替わりに大切にしていたんだろな、、、」


総二郎「母親替わりの縫いぐるみに、つくしって名前を付けるのも、変わり者の類らしいな、、、」


あきら「兎に角、今度類に会ったら、ちゃんと謝れよ、司!?」


総二郎「そうだぞ、類にとっては、母親替わりだったんだから、、、」


司「う、うるせえ!


分かってるよ!」


しかし、その後何年も類に会うこともなく、この事は記憶から忘れ?去られた、、、