「父さん、母さん、紹介します。
俺の彼女。牧野つくし。」
うう~、俺の奥さんだとか、とんでもないことを言い出さないうちに、、、
36計逃げるが勝ちっ!、、てねっ!?
さっさと 挨拶だけ済ませて帰ろうっ♪
「はじめまして、こんにちは。
牧野つくしと申します。
いきなりお邪魔いたしまして、御迷惑をお掛けいたします不調法をお許しくださいませ。
後日改めましてご挨拶に伺いますので、今日はこれで失礼させていただきましてよろしいでしょうか?」
「何言ってんの?
あんたは、今日からここに住むんでしょ!
妻は夫の側に居なくちゃ駄目でしょ!?」
ふへっ!?
今、何をおっしゃいましたかね?
「うふふ、まぁ、まぁ、なんて可愛いらしくて素敵なお嬢様でしょ!
はじめまして、つくしちゃん♪
類の母の花沢麗です。よろしくね♪
こちらは、類の父の花沢翔。
こんなに可愛いお嫁さんが来てくれるなんて!
孫の顔もすぐ見られそうで うれしいわ、つくしちゃん♪
ねっ!あなた♪」
・・・ひえっ!?
・・・何故そうなる???
今、初めて会ったばかりなのにぃ!?
おかしいでしょ!
そんなに簡単に認めちゃったら、駄目でしょ!
もしもし!?麗お母様!?
ここは、我儘王子を諌めるところでしょ!?
ってか、お願いだから諌めてぇ~~!