今なんて言った!?
キス!?いきなりキス!?
このビー玉の王子め~ !
無口、無関心、無愛想、無気力、冷淡、(←何気にレベルアップした表現力)だと思っていたけど、むっつりスケベだったんだ~~
ひぇ~~!
あっ! ダメダメ、叫んだらダメ!
叫んだら、キスされて、むっつりスケベの思う壺、、、
「な・ま・え! 早く!」
「・・・えっ!? ・・・名前!?
・・・あっ、はい、
・・・つくし、マッキーノ、いえ、牧野つくし・・です・・はい、、」
い、今、ちゃんと答えたよね?
答えられたよね!?
これでいい?
大丈夫?
なんか忘れてない?
「・・・あっ! 新入生じゃなくて、高校2年です!・・・」
O.K. O.K.
答えは完璧~ ♪
叫ばなかったし、セーフ~♪
「そっ。
じゃ、牧野、はじめまして。よろしく。
これで知らない人じゃなくなったでしょ!
だから、俺に付いて来ても あんたの言うところのセーフだよ♪」
う~、なんで?
この人、エスパー?
エスパーなの!?
心を読み取りできちゃうの~!?
嫌~~!
落ち着いて心を空っぽに、、、
ってか、何処へ連れていかれるの~~!?
エスパーだったら読み取って答えてよ~~
「その子猫のお世話して、飼い主を一緒に探してあげる。
それができる所に今から行くの。
さっ、乗って!」
と、気が付けば リムジンの中、、、
うわぁ、この人、やっぱりエスパー!?
じゃ、じゃあ、次も読み取れる?
初対面なのに何故親切にしてくれるの?
「それはね、可愛いいから♪
少しでも長く一緒に居たいから♪」
とたんに、ボンッと音がしたかのように真っ赤になるつくし、、、
「・・・この子猫とね!」
ヒュルル~~
ひゃあ、あたし、何勘違いしてんのよ!
恥ずかしい!
そうよね!
王子様の花沢類が、あたしのことなんて!
きっと素敵な彼女がいるにちがいないものね!
「訂正! 俺、エスパーじゃないから。
全部聞こえているから。」
ええっ~~!